主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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11月の教会委員会で、主の御降誕ミサについて話し合われました。問題は、聖堂に入りきれない方々、つまり定員オーバー時にどうするかということです。これはどの教会でも頭を抱えていることです。ある教会は、あらかじめ「信徒でない方は入堂できません」と教会報やホームページで知らせているところもあれば、ミサに順番をつけて、地区ごとに、出席者を限定している教会もあります。これは、せっかく来てくださったのに門前払いをするのは忍びないので、仕方なくとっている手段です。

コロナのことがなかった時は、通路も聖歌隊席も使って入って頂くようなこともありました。しかし、今年は基本的に三密(密集、密閉、密接)を避けなければならないので、最大80名という人数は守らねばなりません。委員会で、定員を過ぎた方に信徒ホールを使うことが話され、画像と音声の装置を業者に依頼することにしました。実は、昨年、御降誕ミサの出席者が、24日18時が33名、20時が17名、22時が39名、25日の8時が22名、10時が27名、11時30分が15名だったのです。せっかく用意した信徒ホールは空室に終わったのです。そこで、今年はどうしようということとなり話し合った結果、せっかく来てくださったのに、定員をオーバーしていますから入れませんということはできない。せっかく信徒会館があるのだから、暖房と音声と画像を用意することで委員さんに承認をいただきました。

24日の22時の英語ミサを司式する司祭がいないので困りました。いつも来てくださる司祭(フィリッピン国籍)が、M教会のミサをすることになったので清瀬に来られないということが分かったのです。クリスマスの時期は仕方がありません。そこでCTIC(カトリック東京国際センター)に連絡を取ったところ、現在、所長をしている高木健次神父さんが来てくださることになりました。

高木神父さんは、所長をしていて、毎日目黒に通っていますが、実は、潮見教会の主任司祭でもあります。24日は潮見と掛け持ちのようになり、かなり無理をすることになりますが、引き受けてくださいました。申し訳ありませんと電話で申し上げました。

というわけで、クリスマスを迎える準備は整いました。待降節のミサには、定員80名以内でなんとかなっています。御降誕当日のミサがどうなるか、来てみないとなんともわからないというところです。これで二年間、「ミサ出席をご遠慮ください」という年が続きます。司教様のおっしゃる通り、「こういうことは何年も続くわけではありませんので、どうぞ、ご自宅で祈り、祈りを通して全世界の方々と主のご降誕の喜びを分かち合ってください。」と申し上げるしかありません。

さて、教会も慌ただしい時期に入っています。先週は、月曜火曜と続いて府中墓地での埋葬式(納骨式)がありました。月曜日は、故クララ小木曾久子さん、火曜日は、故ペトロ加藤誠一さんでした。小木曾さんは、長い間、中央協議会のカトリック学校部会で働いていらっしゃいました。その時代の友人の方も来てくださり、懐かしいお話をしてくださいました。加藤さんは、日曜日のミサの時だけではなく、教会の行事やお祝いの時、裏方としてよく手伝ってくださいました。信徒のみなさんから、洗礼を受けるように誘われていたそうですが、「いや、いや」とか、「そのうち」と言っていたそうです。その加藤さんが、突然、生命の危険に遭遇されたのです。電話が来た時は、もう亡くなられた後でした。葬儀社の車でご遺体を引き取りに行った時、まるで息をしていて、声をかけたら返事が返って来そうなお顔でした。私は、本人の気持ちとご家族の方の気持ちを察し、司祭の判断として望みの洗礼を授け、ペトロの霊名を送りました。お二人とも清瀬教会の墓碑に名前が刻まれています。

さて次に、このクリスマスに受洗されるお二人の方を紹介します。お一人は、阿部亜紀さんです。毎週、水曜日の午後、お母さんが運転される車で通って来られていた方です。勉強を始められたのは去年の春でしたが、途中体調を崩されてお休みがあり、今年の7月から再開され、毎週ほとんどお休みなく通って勉強されました。もちろん、送り迎えはお母さんの役割でした。その日の勉強が済んだら、質問タイムが設けられ、あらかじめ用意してきた質問をされ、答えられる範囲でお答えしました。私は、その質問に答えながら、逆に、勉強させられました。霊名はベロニカ、代母は太田しげ子さんです。

もうひとりの方は、野田悦子さんです。この方は、今年の復活祭に洗礼を受けられた野田一久さんのお母さんで、息子さんが勉強を始められて以来、生き方が根本的に変わってゆくのを目の当たりにして、勉強しようと決心したとおっしゃっていました。予習、復習を欠かすことなく、また、雨の多い梅雨や夏の暑さもものともせず、毎週休みなく通われました。霊名は小さいイエスの聖テレジア、代母は福井知恵子さんです。おめでとうございます。

西川神父絵