主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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先々週、気象情報で、活発な梅雨前線が伊豆諸島、静岡県、神奈川県に豪雨をもたらすことが報じられていました。ラジオの言い方では、「7月ひと月で降る雨が1日で降る」というような表現でした。

何もなければいいがと一瞬思いましたが、翌日のニュースは熱海の土石流事故でした。熱海は意外でした。というのは、熱海の街は、海岸から山側に、大型ホテルや昔からの旅館が林立していますので、新幹線や在来線で通るたびに大丈夫なのかなーと思ったものです。

何かの折に読んだ雑誌に、安全の上に安全を重ねているようになっているので、関東大震災や東日本大震災規模の天災があっても、簡単には崩れないと書かれていました。「そりゃーそうだろうなー」と納得していました。

今回の土石流事故の原因究明が始まると、原因が、割と早くわかりました。ごく初歩的な、人為的不作為があったようです。近いうちに、もっと詳しいことがわかるかもしれません。それにしても家を流され、尊い人命が失われたことは、何にも代えがたい悲しみです。神様の良き計らいをお祈りいたします。

さて、私は日課として、教会の中の、花や野菜、草や木々、地面の変化を見て歩く散歩をしています。時々、目立った草も取りますし、歩行を妨げる木の枝を刈ることもあります。昨日は、面白い木を発見しました。葉っぱもなければ、青い生きた枝もありません。触ってみると、枯れ枝がポキポキ折れるのです。両隣りにふさふさと緑の枝が茂っているので、気にもならなかったのですが、実は枯れ木だったのです。揺すってみると、根っから枯れていました。かつて、高さ5メートル、幅2メートルくらいに茂っていた木のようです。

抜いてアスファルトの上に置き、細い枝から折ってゆきました。それは、ゴミとして出すとき、ビニールの袋に入れやすくするためです。結局、ノコを持ちだして、15センチから20センチの長さに切りました。枯れているので簡単で、あっという間に小さな山ができました。

思いがけない仕事になり、汗をかきました。部屋に帰ってシャワーを浴び、来ていたものは全部洗濯機に放り込み、洗剤を少し入れて回しました。20分足らずで洗濯が終了し、部屋の中に細いロープを張って部屋干ししました。またいつ雨になるかわからないからです。

私は、以外と洗濯好きです。といっても、洗濯は洗濯機がやってくれるので心配ありません。だいたい夏の時期は、ほぼ、毎日洗濯します。晴れていれば、ベランダに干しますし、雨の心配があれば部屋干しします。7月に入ったら、気温が上がっているので、1日吊るしていれば、だいたい乾きます。

問題はそのしまい方にあります。まず、たたみます。きちんとたためば、場所を取りませんし、着るときにさっと着ることができます。場所も、とりません。着る時も、先に入れたものから使いますので簡単です。小さな衣装箪笥で間に合います。

私は、何十年も前に、雑誌に、絵入りで説明してあったのを「なるほど」と会得し、実行してきました。「洗濯の極意は、たたむことにあり」です。動きが激しく、やたら汗をかきますので、それができなかったら、部屋が、衣類に埋まって身動きできないことになるでしょうね。

何しろ、独り者で、さらに、人に囲まれて、人の話し声が聞こえるところで生活すること多いので、ボロでもだぶだぶでも、絶えず、洗濯したものを身につけていなければならない宿命です。

まさか、枯れ木の処理をしただけで、生活の一部を暴露することになろうとは思いませんでした。木曜日の午前か午後、限られた時間で「司祭短信」を仕上げて、係りの方に送ることに原因があります。ごめんなさい。

ところで、水曜日の夜、なんとなくラジオを聞いていたら、菅総理が、東京都に、四度目の、緊急事態宣言を発出したとのことでした。明確に覚えていませんが、「緊急事態宣言を出しても、オリンピックをやるんですか」と野党に詰め寄られた時「オリンピックは、やることになっているからやるんです」みたいな答弁をされていました。「私は、オリンピックの責任者ではありませんので」という言い方も痛痛しいなあと思っていましたが、「やることになっている」という言い方も、本音がちらりと見え隠れしているような感じがしてなりません。

教会も、レベル3のままで、かなりのことが、その小教区の主任司祭に任されています。任された権限で。私は、緊急事態が終了するまで、清瀬教会でのミサの中止を決めました。大司教様がミサ不出席のための免償を与えてくださっていますので、引き続き、自宅で祈ってまいりましょう。聖体訪問のために聖堂は24時間空いています。また、ご希望があれば、いつでも聖体拝領もできます。気楽に、司祭館のインターフォンを押してください。いれば、必ず「はーい」と言って出てきます。

西川神父絵