主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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一昨日、トマト畑に鍬を入れて、畝を作って、トマトを植える準備をしました。「大丈夫?」と言われそうですが、膝は痛くないし、体は動きますので、ついつい、手が出てしまいました。

トマト畑は、汲川さんや根岸さんが、いつも、きれいに草を取っていてくださいますので、いつ、何を植えてもいいようになっています。実は、今、どこに行っても、トマトの苗は手に入りません。あったとしたら、売れ残った、売り物にならない苗です。だいたい、こういったものは4月の中頃から、遅くても、ゴールデンウイークに済ますものです。幸い清瀬は、野菜や、花の、大きな苗屋さんがあるので、かろうじて、少し残っているのです。

東星学園の道向かいにある、苗屋さんに残っていたトマトの苗を買ってきました。そして、いつものようにホームセンターで牛糞と腐葉土を買ってきて、土に混ぜて畝を作りました。そこへ、トマトの苗を植えて第一段階が終了です。

第二段階は支柱です。上に高く伸びる野菜は花も含めて、必ず支柱が必要です。支柱でしっかり支えているので、花も咲き、枝が伸びて、実をつけるのです。トマトは、特に支柱をしっかり立てていないと、大風が吹いて支柱が倒れると、根から引き抜かれるようになって、再生不能になってしまいます。ですから、この支柱を立てることが大事なのです。

まず苗の根元から一本立てます。そしてその支柱を支えるように、横棒を取り付けます。それが縦横ですから、まるでジャングルジムのようになります。その支柱に、茎や枝を細かく縛って、実がついて重くなった枝を支えて行かなければなりません。 トマトはよく伸びます。放っておくと、2メートル、3メートルにまでなります。ですから、ある程度伸びたら、ここでおしまいと芯を止めます。トマト畑は、風の通り道です。ゆるく結んだだけだと、根っこから吹き飛ばされてしまいます。ですから、時々、点検して、緩んでいる縛りを締め直したりします。

あと一月(ひとつき)もすると、花が咲いて小さな実が付いてくるでしょう。野菜は、花が咲いて実をつけるまでに時間がかかりますが、実をつけ始めるとあっという間に真っ赤になって収穫に時期に入ります。去年、「来年は黄色いトマトをいっぱい植えようと言っていたのですが、わずか四本だけです。その代わり、残り物に福があるという例え通り、いろんな種類を買ってきて植えました。農薬や化学肥料は使っておりませんので、どうぞ、気がついたかた方から、ドンドン取って食べてください。そばに水道がありますので、ほこりが気になる方は、ちょっと洗って食べてください。収穫して帰って、家族で召し上がってもいいです。

そもそも、トマトは連作(れんさく)を嫌う作物です。連作と言っても通じない方に下手な説明をしますと、同じ畑に、次の年も、また次の年も、続けて同じ作物を植えると、伸びないし、実もつけなくなる現象のことです。教会のトマト畑は、これで3年、同じところにトマトを植えているのですから、当然連作の害を受けるはずです。どうでしょう。見守っていてください。

さて、トマトにこだわるのは、子ども達の反応です。「取って食べていいのー」って聞かれて、「いいよ」「二つでもいいの」「いいよ」「じゃあ、全部食べてもいいの」「いいよ」「やったー」。いつも、この会話が、耳に蘇ってくるのです。

実際、子ども達が家で食べているトマトは、かわいくて、あま〜い、トマトです。教会のトマトは、苦くて、からい味です。顔をしかめて食べている顔がなんとも言えません。真っ赤に熟れていても、さほど甘くありません。あま〜いトマトをいただくことがありますが、なんとなく人工的な感じがしてトマトを食べたような感じがしません。ひょっとしたら、子ども達は、教会で、元々のトマトの味を味わうチャンスになっているのかもしれませんね。ちょっと、押し付けがましい話になってしまいました。ごめんなさい。

さて話は変わりますが、今は、コロナ禍で、教会ランチをやっていませんが、できれば、ネギが畑にあると便利と係りの方から言われ、探してみました。農協に行っても、ホームセンターに行っても、欲しいネギの苗がありません。袋入りの種は売り場にあります。つまり、春になったら、畑に種を蒔いて苗を作り、その苗を畑に植え替えなさいということでしょう。ところが、野塩の苗屋さんにありました。しかも二種類の苗、一つは、一本植えのネギ、もう一つは、花ネギです。一本上のネギとは、普通、八百屋さんやスーパーで売られているネギです。花ネギは、細くて柔らかく、味噌汁とか料理に添えるネギです。今まであった九条ネギの場所に植えてあります。コロナが去って教会ランチが始まるといいですね。ミサが終わってから。信徒ホールでテーブルを囲んで一緒にランチをいただき、ワイワイとやれる日が1日も早くやってきますようにと祈ります。

西川神父絵