主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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清瀬教会の皆さん、復活祭おめでとうございます。緊急事態宣言期間解除が政府から発表され、少しは気楽に外出できるようになりましたが、新型コロナの伝染を考えると、まだまだという感じがしてならない今日この頃です。

ここ多摩医療センターの桜が満開で、ガラス越しに春の到来を味わっています。「退院する頃は、満開の桜に迎えられますね」と入院を間近に控えた私に云って下さった方がいて、頭の中が桜で埋まって心が満たされました。にもかかわらず、今なお退院できないでご迷惑をおかけしている状態の私です。ご免下さい。退院できない訳を少し説明させて下さい。

三月十五日に入院し、十六日に左膝の人工関節を取りつける手術をしました。手術はもちろん成功しました。何と云っても、すでに2千件もの実績をもつ朱先生の執刀ですから三重丸です。前にも報告しましたように手術は全く問題ありません。入院が長引いているのはそのあとに起きたことが原因となっているのです。その原因とは、手術した左足ではなく、実は右足に出来たことなのです。右足に神経痛が起きたのです。神経痛について少し説明が必要です。神経痛は、何等かの原因で特定の神経の走行に沿って起こる痛みです。例えば坐骨神経とか肋間神経などに起こりやすい痛みです。

先生のお話では、多分、左の膝に起きた痛みをかばって、右足が働きすぎて疲労が限界を超えてしまったのかもしれないとのことでした。先生と云えど専門外なので断言されません。しかし、すぐに神経痛に対応した痛み止めの薬を手配してくださいました。考えてみれば、右足に全体重をかけ、随分ご迷惑をかけました。今さらなにも出来ませんが、右足を一生懸命さすっています。

ともかく、手術が終わってリハビリが始まりました。前回の左足を機械にかけて強制的に屈伸させるようなリハビリではなく、信徒ホールをもっと広くしたようなリハビリ専用室で、資格と実績をもった理学療法士さんが付きっきりで毎日二時間、午前と午後、一時間ずつリハビリをして下さいました。療法士さんがプログラムを作って治療もして下さるにしても、右足の神経痛が邪魔して治療を進められません。とりあえず、その痛みをなだめながらの治療を続けて下さいました。横になるにしても歩くにしても痛みがなければトントンと進むはずなのに、治療が進みません。結局、手術した左足は歩きたくて仕方がないのに、神経痛の右足がストップをかけている状態が続きました。

病院としても、あくまで左膝の手術と治療のことはなんとか出来ても、神経痛は別件のことなのです。リハビリにあたって下さる理学療法の先生も「困った。困った。」と云いながら治療を続けて下さっています。すばらしい先生です。この病院の隠された宝のような方ですが、どうすることも出来ません。

本来なら、「ただいまー。留守中、いろいろお世話になりました。お祈りありがとうございます」と言いながら皆様の前に立って歩きまわっているはずだったのに、そうはゆきませんでした。申し訳ありません。足は大丈夫です。神経痛とつきあいながら仕えさせて頂きます。神経痛以外は何の問題もありません。手術前のピリピリした膝痛はありません。

同じフロアーでリハビリをしている婦人に声をかけました。「82です」と明るく答えて下さいました。「やはり膝ですか」と云うと、「そうでーす、この二ヶ月の間に両方の足をやりました。これからの仕事、頑張ります」とおっしゃいました。その方に較べると、私はまだ小僧子(こぞうっこ)です。でも、感謝、感謝です。

さて、改めて、枝の主日から聖週間典礼と復活祭の司式を引き受けて下さった猪熊神父様に、改めてお礼を申し上げます。病院から頂いたスケジュールでは、復活祭前には帰って来られるとありましたが、復活祭典礼の重さを考えると自信がなくなりました。そこで急遽、猪熊神父様に「ヘルプ」(助けてー)の電話を入れ、受け入れて頂いたのです。さらに小平教会の小池神父様にもお礼を申し上げます。お隣に若い優秀な司祭がいることは、なにかにつけて安心です。

さて、この復活祭に二人の求道者が受洗されます。ベルナデッタ黒住亜矢子さんと、セバスチアーノ野田一久さん、おめでとうございます。まさに「狭い門より入れ」の聖句通りでした。本来なら四旬節第一主日(2月21日)のミサの中で洗礼志願式をして皆さんに紹介するはずでした。結局、洗礼式が初対面になってしまいました。お2人のことをよろしくお願いします。私は今週中に退院し、来週からミサをさせて頂きます。よちよち歩きになりますが、よろしく、よろしくお願いいたします。

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