主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

IMG_2082 コピー

先週の教会委員会で、私はたくさんの時間を奪って膝の手術について話しました。なにしろ、教会にとってミサの再会と聖週間・復活祭を間近に控えてかなり詰めた話をしなければならないのに、私がしゃしゃり出て時間を取ってしまうものだから、うんざりされた委員さんもいらっしゃったと思います。大体のことは「短信」に書いてあるので、時間を取る必要もなかったのですが、つい調子に乗ってしまいました。ごめんなさい。

上野・浅草教会にいた時、右足のかかとのアキレス腱を切って約一ヶ月入院したことがあります。その時はお見舞いや訪問が許されていたので、いろんな方が来てくださってあっという間に一ヶ月が経ってしまいました。今度は約3週間という間、面会謝絶なのでどうなることかと思っています。経験者から「早速、かなり厳しいリハビリがあるのでのんびりしておれない」と聞かされ、クタクタになっている姿を想像しております。いいことです。

ともかく、78歳という年齢が気になっています。本人は年を忘れているので気にはしていませんが、この一年で、痛さに負けて動きが鈍くなっています。無理が利きません。ある経験者は「十日もすれば普通に歩けるようになります」と言ってくださいますが、年を聞いたら40代の頃との事。その倍の年齢が今の私です。この一年、月に何回か、御茶ノ水まで通ってリハビリの体操をしてきました。

足を引きずり、痛さを我慢して通うようなことが度々でした。しかし、病院に着いて担当の先生の前に立つと、不思議に痛みが少なくなって、言われるままに手足を動かし階段を上がり下りできました。電車の駅とか、教会の階段とかは痛さと闘っているのに、本当に不思議でした。ええ格好を見せようとしていたのかもしれません。それにしても、御茶ノ水はいい思いの連続でした。この紙面をお借りして、担当をお願いした榎本先生とOTの滝沢先生に深く御礼を申し上げたいと思います。清瀬の駅前からバスに乗り、武蔵小金井で中央線に乗り換えて、御茶ノ水までの往復、月に何回かの小旅行でした。

何か安心してしまうのか、帰りの電車で乗り過ごして国分寺や立川まで行くことが何回かありました。年甲斐もなく、御茶ノ水の病院で緊張のひと時を過ごしていたのでしょう。そういえば、昼食はうどんが多かったです。駅の端っこに作られ店でいただく「讃岐うどん」は最高でした。カウンターが一本だけの立ち食いの店ですが、その美味しいこと、絶品です。四国をそのまま切り取って持ってきたようなお店ですよ。

さて、泣いても笑っても、あと十日で手術。術後、さらに二週間。長い留守になります。「とにかく教会のどこかに神父がいる」、「二十四時間、神父がいる」が、取り柄でした。ある面で安心材料だったと思います。それが急に何週間も不在にするわけですから、心配です。受付ボランティアが復活するので昼間は安心ですが、夜、長時間、無人になることは困ったことです。かといって、宿直を置くほどでもありません。多分、ブロック塀のむこう隣りが人家なので、守られています。道側の玄関シャッターと信徒ホールの戸締りさえきちんとしておれば、いいでしょう。

さてさて、話は変わりますが、入院中の司祭短信欄はどうなるのかと質問を受けました。即座に、「書きます」と答えました。一行でも三行でも書いて送ります。パソコンを持って入るわけではありませんので、原稿用紙に書いて受付に預け、取りに来ていただく方法を考えています。手術に入る前と直後は何もできませんが、長いリハビリの期間は、書くことは可能だろうと思いました。欲張りかもしれませんが、入院中のことも報告したいと思っています。全身麻酔なので、手術中の実況中継はできません。しかし、麻酔から覚めて頭が稼働し始めたら、報告することが湧いてくるでしょう。

意思の伝達にはSMSがあります。いわゆるショートメールです。携帯の電話番号に乗せて、短い文章が送れる方法です。文字数が限られているのでごく短い文章しか送れませんが、つないでゆくと、いくらでも送れるという裏技があります。私はどっちかというと手紙派なので、長いショートメールを送った経験がありませんが、小刻みに、短文をつなげてかなり長いメールをいただいたことがあります。もしよかったら試してみてください。

委員さんだけではなく、いろんな形で信者さんが協力してくださいます。コロナのおかげで、この一年近く、教会がすっからかんになりました。話を聞くと、よその教会も同じだったようです。コロナ禍はいろんなことを教えてくれました。「日本の教会は衰退期に入っている」とか、「元どおりにはならない」と断言する方々がいますが、私はそう思いません。たまたま、いつもより厳しい冬が通り越しただけで、教会も信仰も生きています。「旅する神の民」にとって、新型コロナはいっときの嵐にしかすぎません。嵐が過ぎるのを待ちましょう。

795316b92fc766b0181f6fef074f03fa-2