主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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このところ、真冬の天気になっています。雪こそ降らないだけで、夜中から夜明けにはマイナス2〜3度まで下がっていると思います。というのは、ベランダに小鳥のために水を入れた土鍋を置いてあるのですが、氷がかなり厚く張っていて、手で叩いたくらいでは割れません。冬が勝手に到来しています。

寒さにめげず、数日前から朝の散歩を始めました。左ひざを痛めて、簡単に歩くことが辛くなったのが2月で、紹介されてお茶の水整形外科に通い始めました。レントゲンを撮ってみると、膝の軟骨が擦り切れていて、上の大腿骨と下のすねの骨がぶつかっている状態でした。

院長先生の見立てでは、三ヶ月ほどでなんとかなるとのことでした。しかし、実際は、いいときはいいのですが、やはり痛く、簡単に歩くことはできない状態が続いています。今年もあと何日しかありませんから、約1年かかっていることになります。

でも、全く進展がないかと言えば嘘で、なんとか歩いて近くのコンビニくらいまでは、歩いて行けるようになりました。そして、さらに最近、朝の散歩に出かけるようになったのです。朝起きて顔を洗ってから、その足で出かけます。時間は5時から5時30分くらいで、コースは、団地の一つをゆっくりふた回りです。

少し準備体操をして、歩き出します。歩数にすると千歩から千二百歩くらいです。距離にすると、700mから1㎞くらいです。ゆっくり歩調をとって歩きます。まだ一週間ほどですので、続くかどうかはわかりません。とにかく一年間のリハビリを実践で試してみたかったのです。

お茶の水整形外科の良さは、先生やトレーナー(理学療法士)が、特に何もしてくれないことです。体操のこつを指導してくれるだけです。そのこつを参考に、あとは自分でやるだけです。一応、課題は出してくださいます。しかし、課題は宿題のようなもので、やるかやらないかは本人の問題です。その指導のおかげで朝の散歩が始まった、と言っても過言ではありません。

本人はあまり感じていないのですが、はたから見ると、かなり左足をかばっている歩き方をしているようです。気づいていないのは本人だけで、「痛そうですね」と優しく言われて、はっと気づいたりしています。司祭の仕事は、立つことがかなりの割合を占めます。左足を庇いながらミサの司式をしているのが見ておれないそうです。申し訳ありませんというより仕方がありません。

自分としても、ぴょんぴょん跳ねていた頃が懐かしいです。駅の階段を2段3段と跳ぶぶように昇って行く若い人たちを見ながら、手すりにつかまり一歩一歩昇っています。失って初めて知る、健康体のありがたさです。と言っても、決していじけているわけではありません。むしろ感謝しています。歩行困難を感じて初めて知る健康な足のありがたさです。

何しろ人間は二足歩行ですから、歩くたびに、体重は全部どちらかにかかります。というより、傷んでいる左足にも、65キロの体重と手に持っている数キロの荷物がずっしりとかかるわけで、本人もきついのですが、見ている方々にも「相当、痛そうだなー」となるのです。実際痛いのですが、本人は慣れているので、なるべく右足に体重および荷物の重さが行くように、左足を庇いながら生活しているわけです。

イタイ、イタイで歩かないと、両方の足が一緒に衰えてくるので、私は、よほど痛むとき以外は無理をしてでも歩くようにしています。用事があって、教区本部のある関口に行くとき、池袋駅という難所を越えなければなりません。乗りかえる時、通路や階段に、便利なエレベーターやエスカレーターがないので、それなりの苦痛を味わいます。それこそ、元気な頃が懐かしい場所です。

車を使ったらと言われます。少し弱音を吐くと、東京の道は怖いです。何回かチャレンジしたことがありますが、その度に、都内に車で行くのはよそうと思いました。車がビュンビュン飛んでくるような感じです。ほんの2年前は、私も飛ばしていたのですが、年は争えません。今は、清瀬・新座あたりをゆっくり走る程度です。

さて、愚痴っぽくなりましたが、足は歩きながら治す方針で、朝の散歩はその一環です。痛さを我慢しながらの歩行なので、辛いことは辛いのですが、我慢の範囲でなんとか足を慣らして行きたいと思っています。続くかどうか見てみましょう。夢は片道5キロです。それをクリアできたら、どこへでも歩いて行けます。清瀬・東久留米・新座は散歩の別天地だそうです。

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