主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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そのうち「咲きました、ですか」と、メールをくださる方がいます。何人かはわかりませんが、清瀬教会外の方で、わざわざこの短信を読んでくださる方々がいらっしゃるのは確かです。清瀬のことを知ってくださることは嬉しいです。

清瀬に赴任して間もない頃、お知らせ係の方から「『清瀬教会のお知らせ』はそのまま清瀬教会のホームページに載せています」と言われた時、ピンとこなかったのですが、他教会の方から「司祭短信、読んでますよ」と言われ、その時やっと「ホームページ」の意味はわかりました。公開なのです。

全く申し訳ないのですが、実は私は自分が担当している教会のみならず、よその教会のホームページもほとんど見たことがありません。司祭仲間から「○○教区のホームページを見てごらんよ。面白い記事が載ってるから。」と言われて開けてみるくらいです。

ともかく、他教会の方が読んでいてくださるのはありがたいけど「司祭短信」はあくまで清瀬教会の方々に、司祭の目に映ったことや感じたことを手短に伝える目的で書いています。

皇帝ダリアが、今年も咲きました。「咲きました」というより、咲き始めました。先週の月曜日、いきなり開花して目を奪われました。昨年と比べると、大きいです。昨年は、コスモスを一回り大きくしたような感じでした。大きな幹にしては花弁が小さく、がっかりしましたが。今年は、それなりに大きく、薄紅色で幹に見合った大きさが見事です。

ともかく、数メートルの高さの先端にあるのですから、遠くから眺めているだけです。それがちょいと癪の種です。せめて、ひまわりの高さだと、しっかり鑑賞できるのにと、残念な感じもします。よく見ると、お隣りのアパートの二階から見るとぴったりの高さです。

昨年は、台風で教会の玄関側のほうが、人間の背丈くらいのところでポキンと折れてしまいました。すぐに何重にも添え木をしてつなぎ、なんとか枯れないで済んだ経験があるので、今年は最初から頑丈な支柱を立てて、台風に備えました。幸い直撃型の台風はなく、教会の玄関側と香部屋側の二カ所で、3本づつ伸びてくれました。ちょっとした樹のような幹は、まるで孟宗竹のようです。竹のような節があって、少々の風なんかにはびくともしない感じがします。しかし、実際はとてももろく、大きな風に当たるとポキンと折れてしまう性質です。

つまり、見てくれは強そうでも、ヒョロッと伸びて自分で自分を支えきれなくなる性質の花なのです。育ちにくいという欠陥の一つはそこにあります。そこがひまわりやトウモロコシと違うところです。今回も、全体が倒れそうな感じがしたので、支柱そのものを針金で引っ張って固定する方法をとりました。とりあえず、花が全部咲ききるまで持ってくれればそれでよし、ということです。香部屋側の3本も、つぼみをたくさんつけ、咲く準備完了といったところです。全部咲いたら、本当に花盛りになるでしょう。みなさん、どうぞ珍しい皇帝ダリアの花を見に来てください。実は、花壇の菊が満開で見頃になっています。上のダリアと下の菊がいいコラボになっています。

このところ、教会は新型コロナの感染、特にクラスターという集団感染を予防するために、年齢制限や地区割り参加をしてきました。自分が感染仲介者になることを避けるために、皆さんがどれくらい気を使っておられるかが痛いほどわかります。おかげさまでこの半年、教会はガラガラ状態になりました。年齢も地区も気にしなくてもいいですよと言って休みなく朝ミサをしていますが参加者はさっぱりです。「ミサに来て、一人でも感染者が出たら、東京教区全ての教会のミサを中止にします」という教区本部からの通達は、教会の敷居を高くしました。でも、インターネットをセットしてもらえば、いろんなミサに与ることができ、普段は聞けない司教様の説教が聞けるので、わざわざ教会に行かなくても、十分に満足していますという信者さんもたくさんおられます。それでもやはり、ミサは教会で与かり、ご聖体を頂き、久しぶりの顔に会って言葉をかわすことが教会らしいところです。今のところ、ブレーキがかかりすぎて教会が遠のいてしまっているような感じがしてなりません。

そこで、一つ提案があります。それは聖体訪問です。清瀬教会は24時間、聖堂の戸が開いています。聖堂の聖櫃には、いつもご聖体であるイエス様がいらっしゃいます。朝早くでも、また、ちょっと出かけたついででも、聖堂に入って聖体訪問をしてください。ほんの5分でも、あるいは一時間でも、椅子に座ってみてください。時間があったら、ロザリオ一環でもなさってください。もっと、欲張って十字架の道行を一つ一つ歩いてみてください。何かご利益(ごりやく)があるわけではありません。イエス様に会えるというだけです。私たちのよりどころは、結局、「取って食べよ」と言ってご自分を差し出して下さったイエス様の愛にあるのですから。

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