主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)

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先週、6月21日、東京教区の公開ミサが始まりました。何もかもが初めてのことでしたので、先月末から毎週日曜日に教会委員会が開かれて、大司教様の指示書を読みながら形にする作業が行われました。

ともかく、ミサに出席する信者さんの席の間隔を1,5メートルから2メートル開けなければなりません。具体的に聖堂で物差しを持って席の割り振りを行うところから始めました。いつもなら、120人位は入っている聖堂です。遅れてきた信者さんに、「詰めてもらって座ってください」と言ってなんとかやってきていました。

それなのに「三密」の中の密集を避けるとなると、収容人数が40人か45人になってしまうのです。今までの通常のミサの半分か三分の一しか入れないのです。一応、指定席のように、「ここに座ってください」という表示をつけました。中央通路部分の椅子席は5人掛けの椅子に2人、それも端と端、そして一列空っぽにして、次の列に2人という配置です。5人掛けに6人座っていただくと、49人くらい座っていた椅子席には、10人位しか座れません。つまり四分の一の収容人数になってしまったというわけです。

そういうわけで、清瀬の聖堂の新しい収容人数は45名という結論に達しました。これは、教会委員さんが勝手にやっていることではなく、新型コロナの感染、特に集中大量感染(クラスター)を避けるために出された大司教様からの厳しい指示なのです。「これが守れないなら、その聖堂は使わせない。」とまで厳命されているのです。

さて、どうやって45人定員を守っていただくか、委員会の大事なテーマです。早速、「地区を分けて指定し毎月一回は出席できるようにしたらどうでしょう」という提案が出されました。東京教区のどの教会も以前と比べて地区制度がゆるんでいる傾向があります。それは、電話が固定電話時代から携帯電話時代に入っているからです。昔ほど連絡網とか地区を厳しくしなくても、情報は伝わるようになってきています。しかし、教会共同体を活性化してゆくためには、同じ地区にいて、同じ信仰で生きているもう一つの家族である意識は何よりも大切です。「遠くの親戚より近くの知り合い」ということわざは生きています。

幸いにして、清瀬はわりと地区制度がしっかりしています。以前ほどではないにしても、掃除でもご病人の世話にしても冠婚葬祭の連絡にしても、地区の世話人が声をかけたり連絡網を回したりできる地区制が生きています。

ですから、今回のミサ出席の割り振りも地区制度を使いました。

大きく三つに分け、1・2・3地区、4・5・6地区、7・8・9・10地区が順にミサに与る。その週に当たっている方は、土曜夕方6時、日曜8時、10時のミサにそれぞれ出席してくださいというお願いです。分け方が、あまりにも大雑把な感じがしたので、「こんなもんですかね」と聞いたら、「大まかでありますがこれまでの経験からだいたい似たような人数だと思います」とのことでした。

準備は整いました。あとは、その時その時の判断でするしかありません。万が一、45名を超えたら、入堂をお断りしなければなりません。電車に乗ってまで来られた方を、「定員だからお帰りください」とは言えないのではないかと心配する方もいらっしゃいました。「そこをルーズにしたら、なんのために定員を作ったかわからない」ということで納得していただきました。そして、当日を迎えたのです。

結果はとてもあっけない数でした。土曜日は10名、日曜日8時ミサは10名、そして、10時ミサは20名の出席者だったのです。この数字が何を意味するか、ミサ後に開かれた委員会でも意見が分かれました。「ともかく、決めたようにやってみよう。三週を3回やってみてから考えて行きましょう」ということになりました。

私としましては、久しぶりに、聖堂の祭壇でごミサができたので、喜びいっぱいでした。感謝です。

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