主任司祭 西川 哲彌(にしかわ てつや)
西川神父

梅雨前線が、少し北上して、沖縄や奄美では梅雨明けが宣言されていますが、九州以北はまだまだ梅雨空が続いているようです。と言いながら、雲の切れ間から太陽が差し込むと、さっぱりとした夏空になったり、その日にならないとわからないような天候が続いています。50年前なら、7月20日前後の夏休み入りは、とっくに梅雨明け宣言が下され、楽しい休みの始まりでした。あの頃が懐かしいです。

汗かきなので、いつも洗濯を欠かさない私にとって、雨続きは困ります。部屋干ししても、いいとこまでは乾きますが、生乾きのまま、部屋に吊るした状態が続いています。

先週の水曜日(17日)は珍しく、いい天気でした。午前中は東所沢病院で太田久さんの洗礼・堅信式があり、午後は、カトリック府中墓地で加藤シゲ子さんの埋葬式がありました。好天にもかかわらず、教会に帰って洗濯物を見たら、まだ乾いていません。その日は、シーツも洗いましたので、ひもが張れるところは、洗濯物だらけです。

その日の夕方のことでした。以前、買ってきた小さな材木を取りに三階に行ったのです。もう大変でした。そこは、5分と居られないくらいの温室だったのです。温室というよりサウナと言ったらいいかもしれません。二階に掛けてある温度計を持って来て置き、30分ほど経って見たらなんと38度を指していました。二階は24度程度だったのですから、ビックリしました。

三階には、大きな扇風機が2台置いてありますし、換気のための窓も設けてあります。熱い空気を外に出すための換気装置もついています。それを使えば、温度を下げることはできるでしょう。建物全体、無駄な空間を作らないで、有効に利用できるよう設計されています。建物は、建てる時、建て直す時、全員と言っていいくらいの方々からご意見や、要望、提案を聞きます。その上で、大きく取捨選択しながら一つの建物を設計していただき、図面を見ながら、何度も修正を加えてGOサインが出されます。

この信徒会館の建設をまかされた辻神父さんの苦労が、少しづつ分かってきます。それにしても、6月から10月までのサウナ状態は、予想を超えていたと思います。屋根が吸収した熱が、そのまま、密室のような部屋の空気を熱くするわけですから、仕方がありません。クリスマスや、新年行事、あるいは復活祭に向けて必要なものを、出したり、納めたりするのなら問題ありません。贅沢なくらいに広い物置になっていますから、なんでも入ります。かなりの物が収納されていますが、まだまだスペースは残っています。

階段を上がって右の奥に、かつてKFCC(フィリッピン共同体)のための部屋が作られ、今もそのまま残っていますが、いくら扇風機やクーラーを使っても、暑さにはかなわなかったと聞いています。幸い、一階に専用の部屋を提供されているので、三階に上る必要もないのかもしれません。

10年も経てば、いろんなことが変わってきます。ましてや、20年も経てば人の顔も変わってきます。この信徒ホールも築30年経ち、玄関の様子も部屋の使い方も変わってゆきます。当然のことです。変わらないとすれば、倉庫とか納戸、蔵にあたる部分でしょう。三階の倉庫を丁寧に見ると、おそらく、この10年20年触ることなく、そのまま、置かれているものもあるような感じがします。特に弊害がなければ、そのままでいいのではないかと思います。必要に応じて、「確か、あった。あったような気がする」という声に従って探してみると、埃をかぶってはいるけど、必要なものが見つかった。助かった。それでいいのでしょうね。それとも、何かのきっかけで、雑然と置いてあるものを、一度、点検し、要るもの要らないものを、今の担当者が取捨選択して、使う可能性のないものを処分するという道もあるかもしれません。しかし、よほどのきっかけがないと無理でしょう。

歴代の主任司祭が、いろいろなきっかけを残してくださったので、それをしっかりと受け止めて行かなければならないでしょう。とりわけ、前主任司祭の伊藤神父さんが、やり残されたことを引き続いてやって行かなければならないと思っています。神父さんほどの若さはありませんので、思うようにはできませんが、隅っこから、できることをやっていこうと思っています。

図1